23日の東京株式市場で、日経平均株価は9時49分時点で前日比985円45銭安の6万1,922円39銭だった。取引時間中の安値は6万1,462円61銭で、下げ幅は一時1,445円23銭に達した。半導体関連株は寄り付き直後の安値から切り返した一方、ソフトバンクグループ、日立製作所、三菱UFJフィナンシャル・グループは安値圏で推移した。
日経平均の始値は240円79銭安の6万2,667円05銭。高値は始値直後の6万2,681円88銭だった。TOPIXは9時49分時点で46.38ポイント安の3,951.12。ドル円は9時40分時点で1ドル=156円09銭と、前日のニューヨーク市場の終値156円77銭から円高が進んだ。
主要数値(10月23日9時49分時点)
| 指標・銘柄 | 9時49分 | 前日比 | 始値 | 安値 | 前日終値 |
|---|---|---|---|---|---|
| 日経平均株価 | 61,922.39 | −985.45(−1.57%) | 62,667.05 | 61,462.61 | 62,907.84 |
| TOPIX | 3,951.12 | −46.38(−1.16%) | 3,985.70 | 3,929.55 | 3,997.50 |
| ソフトバンクグループ(9984) | 4,104円 | −201円(−4.67%) | 4,000円 | 3,962円 | 4,305円 |
| 日立製作所(6501) | 5,559円 | −257円(−4.42%) | 5,641円 | 5,493円 | 5,816円 |
| 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306) | 3,257円 | −116円(−3.44%) | 3,240円 | 3,199円 | 3,373円 |
| SCREENホールディングス(7735) | 11,455円 | −315円(−2.68%) | 11,315円 | 10,970円 | 11,770円 |
| イビデン(4062) | 8,381円 | −217円(−2.52%) | 8,221円 | 7,883円 | 8,598円 |
| 東京エレクトロン(8035) | 9,227円 | −223円(−2.36%) | 8,850円 | 8,800円 | 9,450円 |
| アドバンテスト(6857) | 31,780円 | −590円(−1.82%) | 30,480円 | 30,030円 | 32,370円 |
| ディスコ(6146) | 50,350円 | −880円(−1.72%) | 48,530円 | 46,100円 | 51,230円 |
| キオクシアホールディングス(285A) | 12,450円 | −145円(−1.15%) | 11,995円 | 11,380円 | 12,595円 |
| レーザーテック(6920) | 37,050円 | −200円(−0.54%) | 35,490円 | 35,020円 | 37,250円 |
| ソニーグループ(6758) | 4,115円 | +34円(+0.83%) | 4,150円 | 4,097円 | 4,081円 |
| JT(2914) | 7,596円 | +115円(+1.54%) | 7,580円 | 7,550円 | 7,481円 |
| ファーストリテイリング(9983) | 76,420円 | +1,720円(+2.30%) | 75,770円 | 75,210円 | 74,700円 |
主要銘柄の前日比(10月23日9時49分時点、%)
出所:ヤフー・ファイナンス(取引時間中の値)。前日比は10月22日の終値との比較。
背景:米半導体株の急落とシカゴ先物
22日の米国市場は、ダウ工業株30種平均が11ドル89セント高の5万2,867ドル98セント、ナスダック総合指数が693.99ポイント安(2.60%安)の2万6,008.85、S&P500種株価指数が93.74ポイント安(1.21%安)の7,663.43だった。フィスコによると、メタ・プラットフォームズとテスラの決算を受けてAIへの過剰投資への懸念が強まり、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)の下落率は6%を超えた。シカゴの日経平均先物は大阪比520円安の6万2,680円で終えた。大阪の日経225先物の夜間取引は6万3,570円まで上昇した後、6万2,310円の安値で取引を終えた。
23日8時30分に総務省が公表した9月の全国消費者物価指数は、生鮮食品を除く総合が前年同月比2.1%上昇と市場予想と一致した。生鮮食品及びエネルギーを除く総合は2.4%上昇で、8月の1.9%から伸びが拡大した。日銀の金融政策決定会合は10月29〜30日に開かれる。
関係者の発言・報道
フィスコ(株探、8時41分):「日経平均株価は前日の大幅な下げによってボリンジャーバンドの-1σ(64016円)を明確に割り込んだことで、-2σ(61719円)辺りが射程に入ってきた。200日線(61403円)も意識されてくる」。
フィスコ(同):「物色としては米国の流れからディフェンシブ株や景気敏感株のほか、引き続きサイバーセキュリティに関連する銘柄へ関心は強そうだ」。
MINKABU PRESS(株探、9時24分):ディスコは「続急落し、年初来安値を更新した」。同社は22日、4〜12月期の営業利益予想を1,747億円(前年同期比38.4%増)と開示したが、「半導体関連に売りが先行している地合いのなか、買い向かう姿勢は限られているようだ」。
市場反応:個別銘柄
日経平均の安値6万1,462円61銭は、フィスコが示した200日移動平均(6万1,403円)を約60円上回る水準だった。9時49分時点の値は安値から459円78銭上にある。
半導体関連株は寄り付き直後に安値を付けた。9時49分時点の安値からの戻りは、ディスコが9.22%、アドバンテストが5.83%、レーザーテックが5.80%、イビデンが6.32%、キオクシアホールディングスが9.40%、東京エレクトロンが4.85%だった。前日比ではいずれも下落を続けている。
ソフトバンクグループは4.67%安、日立製作所は4.42%安、三菱UFJフィナンシャル・グループは3.44%安で、いずれも安値からの戻りは4%未満だった。ファーストリテイリングは2.30%高、JTは1.54%高、ソニーグループは0.83%高。
監視銘柄:売られすぎのソフトバンクG、過熱のJT
ソフトバンクグループの22日終値4,305円は、25日移動平均(5,792円50銭)を25.7%下回る。14日の相対力指数(RSI)は29.3で、売られすぎの目安とされる30を下回った。6月下旬以降の取引時間中の高値は6月25日の7,188円で、22日終値はこれを40.1%下回る。23日は9時49分時点でさらに4.67%下げ、取引時間中に3,962円を付けた。
JTの22日終値7,481円は、25日移動平均(7,080円60銭)を5.7%上回る。RSIは71.3で、過熱の目安とされる70を上回った。23日は取引時間中に7,705円を付け、同じ期間の高値だった10月19日の7,617円を上回った。決算発表は10月29日の予定。
| 銘柄 | 22日終値 | 25日移動平均 | 乖離率 | RSI(14日) | 決算発表 |
|---|---|---|---|---|---|
| ソフトバンクグループ(9984) | 4,305円 | 5,792.5円 | −25.7% | 29.3 | 未定 |
| JT(2914) | 7,481円 | 7,080.6円 | +5.7% | 71.3 | 10月29日 |
| 参考:東京エレクトロン(8035) | 9,450円 | 11,174.5円 | −15.4% | 32.7 | 10月30日 |
| 参考:アドバンテスト(6857) | 32,370円 | 35,607.6円 | −9.1% | 38.8 | 10月28日 |
今後の日程
- 23日 22時45分:米10月の購買担当者景気指数(PMI)速報値
- 24日未明:ムーディーズがフランス国債の格付けを見直す予定(予定日は23日)
- 28日:アドバンテスト、日立製作所が決算発表
- 29日 3時:米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表
- 29日:イビデン、JT、武田薬品工業が決算発表
- 30日:日銀の金融政策決定会合の結果発表。東京エレクトロン、キオクシアホールディングス、SCREENホールディングス、レーザーテックが決算発表
前日の東京市場の終値と下落の内訳はこちら、前日の米国市場の寄り付き1時間はこちら、全国CPIを受けたドル円の見通しはこちらに掲載した。
主な参照
- 日経平均株価・TOPIX・個別銘柄の株価、日足、決算発表日/ヤフー・ファイナンス
- シカゴ日経平均先物、夜間取引、SOX指数、ボリンジャーバンドと200日線/株探(フィスコ)
- ディスコの決算と株価/株探(MINKABU PRESS)
- 米国株価指数の終値/ヤフー・ファイナンス
- 9月の全国消費者物価指数/総務省統計局
- ドル円の前日の終値/みんかぶ
- 金融政策決定会合の日程/日本銀行
データ基準日:2026年10月23日9時49分(日本時間)。株価と指数は取引時間中の値であり、終値ではない。ヤフー・ファイナンスの表示には遅延が生じる場合がある。安値からの戻り率と移動平均・乖離率・RSIは本誌の計算。6月下旬以降の高値は取得できた約80営業日の日足の範囲で算出しており、52週高値とは異なる場合がある。SOX指数の下落率とシカゴ先物、夜間取引の値はフィスコの報道による。決算発表日は予定であり、変更される場合がある。本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではない。投資判断はご自身の責任において行っていただきたい。
















