22日の東京株式市場で、日経平均株価は9時47分時点で前日比166円33銭安の6万4,454円91銭だった。TOPIXは2.64ポイント高の4,046.37前後で、指数の方向が割れた。半導体製造装置の東京エレクトロンが3.30%安と、日経平均の重荷になっている。
取引開始直後に前日比245円20銭高の6万4,866円44銭まで上げた。その後は売りに押され、9時30分台に289円42銭安の6万4,331円82銭まで下げた。
主要数値(10月22日9時47分時点)
| 指標・銘柄 | 水準 | 前日比 | 前日終値 |
|---|---|---|---|
| 日経平均株価 | 64,454.91 | −166.33(−0.26%) | 64,621.24 |
| TOPIX | 4,046.37 | +2.64(+0.07%) | 4,043.73 |
| 東京エレクトロン(8035) | 9,825円 | −335円(−3.30%) | 10,160円 |
| レーザーテック(6920) | 39,010円 | −760円(−1.91%) | 39,770円 |
| SCREENホールディングス(7735) | 12,265円 | −645円(−5.00%) | 12,910円 |
| アドバンテスト(6857) | 34,420円 | −20円(−0.06%) | 34,440円 |
| キオクシアホールディングス(285A) | 13,320円 | −190円(−1.41%) | 13,510円 |
| ソフトバンクグループ(9984) | 4,569円 | −53円(−1.15%) | 4,622円 |
| パナソニック ホールディングス(6752) | 3,820円 | −85円(−2.18%) | 3,905円 |
| ソニーグループ(6758) | 4,125円 | +113円(+2.82%) | 4,012円 |
| 日立製作所(6501) | 5,977円 | +137円(+2.35%) | 5,840円 |
| 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306) | 3,415円 | −16円(−0.47%) | 3,431円 |
| トヨタ自動車(7203) | 3,083円 | −11円(−0.36%) | 3,094円 |
| ドル円(9時45分) | 158円19銭 | +8銭 | ― |
日経平均の5分足終値(10月22日9時〜9時47分)
読み方:5分ごとの終値を結んだ線。取引時間中の高値6万4,866円44銭と安値6万4,331円82銭は5分足の途中で付けたため、線上には表れない。前日終値は6万4,621円24銭。出所:ヤフー・ファイナンス(約20分遅れ)。
背景:米国の半導体装置株と決算
21日の米国市場は、ダウ工業株30種平均が360ドル21セント高の5万2,856ドル09セント、ナスダック総合指数が278.04ポイント高の2万6,702.86で終えた。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は221.74ポイント高の1万1,505.56だった。シカゴの日経平均先物は大阪の日中終値比235円高の6万5,015円で取引を終えた。
一方、米国の取引終了後に決算を発表した半導体製造装置大手ラムリサーチは、時間外取引で約6%下げた。7〜9月期の売上高は82億2,000万ドル、調整後の1株利益は2ドル20セントで、いずれも市場予想を上回った。10〜12月期の売上高見通しは86億ドル(上下4億ドル)だった。モルガン・スタンレーは事前に90億ドル超の見通しを予想していた。同社は、部品の供給制約がなければ見通しはさらに高かったと説明した。通常取引の終値は260ドル81セントで、前日比1.0%安だった。
同じく引け後に決算を発表したメタ・プラットフォームズは、7〜9月期の売上高が前年同期比26.1%増の646億ドル、営業利益が同36.8%減の130億ドルだった。SNS訴訟関連の費用で減益となった。議決権のない種類株を発行し、AI事業の資金を調達する方針も示した。テスラは時間外取引で、通常取引の終値を2.45%下回った(米東部時間18時43分)。テスラ決算の詳細はこちら。
関係者の発言・報道
- ラムリサーチ経営陣:「部品の供給制約がなければ、10〜12月期の見通しはさらに高かった」(インベスティング・ドットコムの報道)。
- 株探(MINKABU PRESS、9時39分):メタの株価は時間外で上昇したが、「東京市場においてAI・半導体関連株やデータセンター関連株への投資家の選好姿勢を強めるには至っていない」。
- フィスコ(株探、8時41分):米国務省が中東湾岸地域の大使館職員らに退避命令を準備しているとの報道を受け、「対イラン攻撃再開が警戒された」。
市場反応:個別銘柄
半導体製造装置株が下落した。SCREENホールディングスは5.00%安、東京エレクトロンは3.30%安、レーザーテックは1.91%安。アドバンテストは0.06%安で前日終値近辺だった。キオクシアホールディングスは1.41%安。ソフトバンクグループは1.15%安。
テスラに電池を供給するパナソニック ホールディングスは2.18%安の3,820円。一方、ソニーグループは2.82%高の4,125円、日立製作所は2.35%高の5,977円で、TOPIXを支えた。株探によると、個別ではストライクグループ(6196)が業績予想の上方修正を受けて9時7分時点で4.6%高、GAテクノロジーズ(3491)が28日付の東証プライムへの市場変更を受けて7.5%高だった。
監視銘柄:売られすぎの東京エレクトロン、過熱のソニー
東京エレクトロンの21日終値1万160円は、株式分割を考慮した52週高値1万6,252円(7月1日)を37.5%下回る。25日移動平均(1万1,208円)からの乖離率はマイナス9.4%。14日の相対力指数(RSI)は38.1で、売られすぎの目安とされる30には届いていない。22日の安値は9,745円。
ソニーグループの21日終値4,012円は、25日移動平均(3,784円)を6.0%上回る。RSIは68.2で、過熱の目安とされる70に近い。10月の終値は21日までの8営業日で前日を下回った日がない。株探によると、ソニーセミコンダクタソリューションズは使い捨て内視鏡向けのCMOSイメージセンサーを開発したと報じられた。この材料と22日の株価上昇の関係は確認できていない。52週高値は4,776円(2025年11月13日)。
| 銘柄 | 52週高値比 | 25日線乖離 | RSI(14日) | 確認する水準 |
|---|---|---|---|---|
| 東京エレクトロン(8035) | −37.5% | −9.4% | 38.1 | 下:22日安値9,745円/上:25日線1万1,208円 |
| ソニーグループ(6758) | −16.0% | +6.0% | 68.2 | 下:25日線3,784円/上:RSI70 |
指標はいずれも21日終値を基にした計算値。東京エレクトロンの前日の値動きと、日経平均の寄与の大きい銘柄の動向は前日の大引けの記事、前日の売られすぎ・過熱銘柄はこちらにある。
今後の日程
- 22日11時30分:前場の取引終了。
- 22日15時30分:大引け。
- 23日8時30分:9月の全国消費者物価指数。生鮮食品を除くコア指数の予想中央値は前年同月比2.1%(QUICK集計)。
- 29日3時(日本時間):米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表。
- 30日:日銀の金融政策決定会合の結果と展望リポート。
ドル円の見通しはこちらの記事にまとめた。
主な参照
- 日経平均・個別株の株価(9時47分時点、遅延あり)/ヤフー・ファイナンス(日本)、ヤフー・ファイナンス
- TOPIX(9時47分前後)/ヤフー・ファイナンス(日本)
- 米国株の終値、シカゴ先物、中東の報道(前場に注目すべき3つのポイント)/株探(フィスコ)
- メタの決算と半導体株の反応/株探(MINKABU PRESS)
- 寄り付きの個別材料/株探
- ラムリサーチの決算と見通し/インベスティング・ドットコム、StockTitan(会社発表)
- モルガン・スタンレーの事前予想/シーキング・アルファ
- ラムリサーチの株価(終値)/stockanalysis.com
データ基準日:2026年10月22日(日本時間9時47分)。株価・指数はいずれも取引時間中の値で、終値ではない。ヤフー・ファイナンスの株価は約20分遅れで配信されており、記事公開時点の値とは異なる。TOPIXの前日終値は9時47分前後の値と前日比から逆算した。日経平均の高値・安値と5分足は同サイトのデータによる。東京エレクトロンの52週高値は株式分割を考慮した値。移動平均・RSI・乖離率は21日の終値を基に計算した概算値で、算出元によって差が出る。ラムリサーチの時間外の下落率と経営陣の発言、メタの決算の数値、米国務省の退避命令の準備は報道ベースである。本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の売買を推奨するものではない。投資判断はご自身の責任において行っていただきたい。















