AT/PAGES
  • トップ
  • 速報
  • 経済
  • マーケット
  • 株式
  • 仮想通貨
  • FX
  • テック
  • 商品・貴金属
  • オピニオン
  • 経済指標
  • 投資を学ぶ
該当する記事はありません
View All Result
  • トップ
  • 速報
  • 経済
  • マーケット
  • 株式
  • 仮想通貨
  • FX
  • テック
  • 商品・貴金属
  • オピニオン
  • 経済指標
  • 投資を学ぶ
該当する記事はありません
View All Result
AT/PAGES
該当する記事はありません
View All Result

イーサリアムはなぜビットコインに負け続けるのか:ETH/BTC比率0.03割れ圏の構造を1枚ずつ解く

バヒティヨル マダジモフ バヒティヨル マダジモフ
2026年7月30日
仮想通貨
0
0
シェア
Share on FacebookShare on Twitter

まず、下の4つの数字を見てほしい。2026年7月30日時点、イーサリアム(ETH)は約1,905ドル、ビットコイン(BTC)は約64,200ドル。ここから計算されるETH/BTC比率——BTC1枚に対してETH1枚がどれだけの価値を持つかを示す物差し——は約0.0297と、節目の0.03を割り込む多年ぶりの低水準圏に沈んでいる。

本記事は「なぜETHはBTCに負け続けるのか」を、文章ではなく図で分解する。先に結論を言えば、これは一時的な下げではない。ETF資金の非対称・金利感応度の差・大型アップグレードの延期という3つの構造が重なった、相対的な敗北だ。暗号資産そのものの基礎から確認したい場合はビットコイン入門ガイドを参照してほしい。

ETH/BTC比率
0.0297
ETH 年初来
-32%
BTC 年初来
-11%
ETH 対最高値
-61%
データ基準日:2026年7月30日(ETH約1,905ドル/BTC約64,200ドルで算出)

タイルの読み方:左端が本記事の主役であるETH/BTC比率。右の3枚は「同じ2026年の下落相場でも、ETHの負け幅はBTCの約3倍」という非対称を示している。

主役の1枚——ETH/BTC比率は2017年ピークの約5分の1

図1:ETH/BTC比率の長期推移(模式図)

0.050.100.15201720192021202320252017年ピーク 約0.152021年 約0.0826年5月 0.027現在 0.0297

読み方:1ETHが何BTCに相当するかの比率。0.15(2017年)→0.08(2021年)→0.03割れ圏(2026年)と、サイクルの山が切り下がり続けている。主要な節目のみの模式図。

図1:ETH/BTC比率の長期推移(2017年〜2026年7月30日)。読み方:線が下がるほど「BTCに対するETHの相対価値」が失われており、0.03の点線を割り込んだ現在地は2021年(約0.08)の半分以下、2017年ピーク圏(約0.15)の約5分の1にあたる。

ETH/BTC比率は、両者の絶対価格を無視して「相対的な強さ」だけを取り出す物差しだ。この比率は2026年5月21日に0.027まで沈み、年初来安値を付けた。CoinDeskは5月時点の約0.0283をすでに「10カ月ぶりの低水準」と報じており、そこからさらに切り下がった計算になる。7月30日時点の約0.0297は安値からわずかに戻した位置に過ぎず、0.03の節目を回復できないまま底ばいが続いている。

重要なのは、この低迷が「今年始まった話ではない」ことだ。比率は2017年ピーク圏の約0.15、2021年の約0.08から段階的に切り下がり、戻りを試すたびに上値が低くなる長期の下降構造にある。両銘柄の現状はビットコインとイーサリアムの現状と中期見通しでも整理したが、そこからさらに相対価値の侵食が進んだ形だ。

成績表——同じ下落相場でも「負け方」がまるで違う

図2:2026年、どちらがどれだけ下げたか

BTC 年初来 -11%ETH 年初来 -32%ETH 最高値(4,950ドル)比 -61%

読み方:バーが左に長いほど下落が深い。BTCの-11%に対しETHは-32%、2025年8月の最高値からは-61%。同じ「弱い年」でも深さが3倍違う。基準日2026年7月30日。

図2:2026年年初来の騰落率(上段)とETHの対最高値ドローダウン(下段)。読み方:上段の棒の長さの差がそのまま「相対的な負け幅」。下段はETHが史上最高値からどれだけ沈んだかを示し、-61%は主要銘柄で最も深い部類に入る。

年初来で見ると、BTCの下落が-11%にとどまる一方でETHは-32%——負け幅は約3倍だ。さらに時計の針を2025年8月の史上最高値4,950ドルまで戻すと、ETHの下落率は約61%に達する。6月末の安値1,550ドル時点では68%安まで沈んでおり、Investing.comの分析によれば、主要なすべての移動平均線を下回る「大型銘柄の中で最も弱いテクニカル」だった。

対照的にBTCは、この間60,000〜66,000ドルの狭いレンジで奇妙なほど静かに推移してきた(この「静けさ」の構造はビットコイン6.4万ドルの奇妙な凪で詳しく扱った)。今週はFOMCがタカ派的な据え置きを決め、9月利上げの織り込みが76%まで上がって市場全体が水・木曜に乱高下したが、それでもBTCは63,853ドルから64,244ドルへの小動き。ETHだけが1,919ドルから1,905ドル前後へじりじり切り下がった。この非対称こそが比率低下の正体だ。

敗因の構造——3つの力を1枚に分解する

図3:ETHがBTCに負け続ける3つの構造要因

① ETFマネーの非対称BTC現物ETF=資金流入が継続ETH ETF=規模小・流出続き② 金利への感応度対ナスダック相関 ETH 0.78BTC 0.55——長期金利5%台が直撃③ 触媒の不発大型アップグレード「Glamsterdam」がQ3へ延期ETH/BTC比率 0.03割れ圏

読み方:3つの矢印はいずれも同じ結論に流れ込む。ETFの資金非対称・金利感応度の高さ・アップグレード延期という構造要因が重なり、比率の下落が止まらない。

図3:ETHの劣位を生む3つの構造。読み方:3本の矢印はいずれも「ETH側だけに強く効く逆風」であり、どれか1つが消えても残り2つが比率を押し下げる——だから戻りが続かない。

第一の構造はETF資金の非対称だ。BTCの現物ETFには機関投資家の買い需要が途切れずに入り続ける一方、ETHの現物ETF市場は規模がはるかに小さいうえ、資金流出が続いている。「機械的に入り続ける買い」の有無が、レンジで踏みとどまるBTCと支えを失うETHの差をそのまま作っている。

第二は金利感応度だ。IGの分析によれば、ETHとナスダック100の相関は0.78とBTCの0.55を大きく上回り、今週のように米30年債利回りが5.2%を超える局面では、ETHは「レバレッジの効いたハイテク株」のように売られる(金利とFRBの経路については2026年のBTC価格とFRB・AI要因の分析も参照)。そして第三が固有材料の喪失——The Merge以来最大とされる大型アップグレード「Glamsterdam」を、イーサリアム財団が6月から2026年第3四半期へ延期したことだ。強気派の主要な論拠が期日ごと消え、買い戻しのきっかけを失った。

シナリオ表——今後3カ月の分岐と確率

以上の3構造を前提に、今後3カ月程度のETH/BTC比率のシナリオを3つに整理した。確率はあくまで執筆時点の目安であり、後述のチェックリストの項目が動けば随時更新されるべきものだ。

シナリオ引き金となる条件ETH/BTC比率の目安想定確率(目安)
①底ばい継続(メイン)ETH現物ETFの流出が続き、Glamsterdamの日程は曖昧なまま。BTCは60,000〜66,000ドルのレンジを維持0.027〜0.032で推移約50%
②ETH独歩安米30年債利回り5.2%超が定着し、9月利上げが現実化。ETHが6月末安値1,550ドルを割り込む0.027割れ→0.025を試す約30%
③比率反転ETH現物ETFが週間ベースで流入超に転換し、Glamsterdamの実装日が確定0.035回復を試す約20%

表の読み方:確率の列よりも「引き金となる条件」の列が重要だ。条件が点灯したかどうかは誰でも事実として確認でき、シナリオの乗り換え判断を感覚ではなくデータで行える。

監視チェックリスト——見るべきは5つだけ

図1〜3とシナリオ表を毎日眺め直す必要はない。次の5点だけを定点観測すれば、構造の変化はほぼ捕捉できる。

  • ETH現物ETFの週間資金フロー——流出の縮小・流入転換は最重要シグナル
  • ETH/BTC比率0.027(5月21日の年初来安値)——割り込めば②独歩安シナリオへ移行
  • Glamsterdamの実装日程——第3四半期内の具体日の確定は数少ないポジティブ材料
  • 米30年債利回り5.2%と9月利上げ織り込み(現在76%)——ETHへの逆風の強さを測る温度計
  • 価格の節目——ETH 1,550ドル(6月末安値)とBTC 60,000〜66,000ドルレンジの下限

この見方が崩れる条件

本記事の前提——「ETHの劣位は構造的で、当面続く」——が崩れる条件も明示しておく。ETH現物ETFの資金フローが週間ベースで流入超に転じ、かつETH/BTC比率が0.035を回復して定着すること。この2つが揃えば、図3の3本の矢印のうち少なくとも1本が折れたことになり、シナリオ表は③を軸に書き直しとなる。

主な参照・免責

主な参照(データ基準日:2026年7月30日)
ETH/BTC比率・10カ月ぶり低水準:CoinDesk / ETH下落要因(ETF・相関・Glamsterdam):IG / ETHのドローダウン・テクニカル分析:Investing.com / 7月29日の価格・FOMC反応:Yahoo Finance

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の暗号資産の売買を推奨・勧誘するものではない。記載した価格・比率・確率は2026年7月30日執筆時点のものであり、暗号資産は価格変動が極めて大きい。投資判断は自身の責任で行ってほしい。

Tags: イーサリアムビットコイン暗号資産
バヒティヨル マダジモフ

バヒティヨル マダジモフ

投資銀行で5年、リテール証券会社で3年の実務経験を積んだのち、現在もFX・株式・オプションなど幅広い市場で実際にトレードを行っている。FX取引歴は10年以上、株式投資・トレード歴は4年以上におよび、オプションをはじめとする複雑な金融商品の実取引経験も豊富。株式・株式オプション・FX・暗号資産において自己のポジションを保有している。 こうした実務とマーケットでの経験をもとに、金融市場・暗号資産・FX・経済指標について、信頼性・正確性・迅速性の高い情報を届けることを目的としている。記事の内容は特定の金融商品の売買を推奨するものではなく、最終的な投資判断はご自身の責任において行ってください。

関連記事

仮想通貨

戦争でも半導体急落でも動かないビットコイン——6.4万ドルの「奇妙な静けさ」

2026年7月21日
ビットコイン
仮想通貨

暗号資産の税金はいつから20%になる?改正金商法が成立しても「今は何も変わらない」理由【2026年7月】

2026年7月18日
仮想通貨

ビットコインはなぜ6万ドルを割ったのか?下落の理由・下値メド・2026年予想を整理

2026年7月4日
次の記事

ドル円163円→157円台へ急落、円買い介入か——「時間稼ぎ」の通説を尋問する 日銀会合と金利差が評決を握る

コメントを残す コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です


関連記事

仮想通貨

戦争でも半導体急落でも動かないビットコイン——6.4万ドルの「奇妙な静けさ」

BY バヒティヨル マダジモフ 2026年7月21日

半導体が9%下げ原油が10%上げた週に、ビットコインは+1.…

ビットコイン

暗号資産の税金はいつから20%になる?改正金商法が成立しても「今は何も変わらない」理由【2026年7月】

2026年7月18日

ビットコインはなぜ6万ドルを割ったのか?下落の理由・下値メド・2026年予想を整理

2026年6月27日
2026年ビットコイン徹底解説

2026年ビットコイン徹底解説|FRB・ETF・流動性・AIが価格を決める

2026年6月21日
ビットコイン

ビットコイン12万ドル超から急落、暗号資産の現在地と半年先の強気・弱気シナリオ

2026年6月16日

ブラックロックが10億ドル相当のビットコインを売却した理由

2026年5月26日
FX

ドル円163円→157円台へ急落、円買い介入か——「時間稼ぎ」の通説を尋問する 日銀会合と金利差が評決を握る

Takashi Suzuki
2026年7月31日
0

7月30日深夜、ドル円は163円台から一...

日経平均+433円でもTOPIXは下落:半導体ひとり勝ちの二速相場を格付けする【7月30日】

2026年7月30日

原油の恐怖プレミアム復活:米イラン停戦決裂でWTI+4.2%の82ドル台、金は4,100ドル接近|5つの要点

2026年7月30日

今夜のアップル・アマゾン決算を読む:MSFT+9%とメタ11%安が引き直した「期待の基準線」——相場師の観戦メモ

2026年7月30日

米30年債利回り5.2%超は2007年以来:FRBは据え置いたが債券市場は据え置かなかった——19年前の鏡に映るもの

2026年7月30日

米国株まとめ 7月29日|FOMC「9対3のタカ派据え置き」でダウ840ドル安、SKハイニックスは最高益でも急落

2026年7月30日

Categories

  • AI
  • FX
  • オピニオン
  • オプション戦略
  • テクニカル
  • テック
  • マーケット
  • 仮想通貨
  • 商品・貴金属
  • 株式
  • 経済
  • 編集部のおすすめ
  • 速報

タグで探す

AI関連投資 AI関連株 ETF FOMC FRB FX見通し OPEC+ WTI原油 イラン インフレ エヌビディア ケビン・ウォーシュ ゴールドマン・サックス サウジアラビア サンディスク スペースX ダウ・ジョーンズ テスラ トランプ ドル円 ナスダック ビットコイン ブレント原油 ブロードコム マルコ・ルビオ メタ 中東 円 円相場 半導体株 原油 日本 日本株 日経平均 日銀 暗号資産 株価予想 為替 為替介入 米国 米国株 金 金利 金融政策 銀行株
該当する記事はありません
View All Result
株式

インスタもExcelもスタバも決算だった夜:メタ11%安・マイクロソフト3%高の明暗をNISA口座の円建てに翻訳する

Takashi Suzuki
2026年7月30日
経済

FOMC、政策金利3.50〜3.75%に据え置き 反対3票は利上げ主張|9月利上げ確率76%に上昇

Takashi Suzuki
2026年7月30日
マーケット

米国株まとめ 7月28日|ダウ1%高も、ナスダックは小幅安で主役交代の色

バヒティヨル マダジモフ
2026年7月30日
日経平均
経済

日銀会合の焦点:円163円・インフレ1.6%で金利はどうなるか——据え置きでも「タカ派度」がドル円を動かす【7月30-31日】

Takashi Suzuki
2026年7月29日

マーケット・株式・FX・暗号資産・経済指標のニュースを分かりやすくお届けする金融情報メディア!

  • 会社概要
  • プライバシーポリシー
  • 免責事項
  • クッキーポリシー
  • 利用規約
  • お問い合わせ

© 2026 atpages.jp 無断転載を禁じます。

該当する記事はありません
View All Result
  • トップ
  • 速報
  • 経済
  • マーケット
  • 株式
  • FX
  • テック
  • 商品・貴金属
  • 仮想通貨
  • AI
  • オピニオン
  • 経済指標
  • 投資を学ぶ

© 2026 atpages.jp 無断転載を禁じます。